食品照射に関する文献検索

Q&A(QUESTION and ANSWER)

食品照射入門(2)Q&Aポイント集


Q&A集タイトル : 食品照射に関するQ&Aポイント集
発行機関名 : 科学技術庁
発行年月日 : 平成元年3月
<答>



<有害説一般−9>アフラトキシン産生菌を照射することにより、強発ガン物質であるアフラトキシンが増えることがある?


<答>

 ○アフラトキシンの増加に関する実験データーは、いくつか出されているがいずれも証拠不十分とされている。非照射と照射によりカビ類が殺菌された試料にアフラトキシン生産カビを接種すれば、このような現象は起こるがこれは照射による影響ではない。

 ○例えば、インド国立栄養研究所での実験については、FDAは1986年に「この研究は、照射小麦を高圧蒸気滅菌後、アフラトキシン産生菌を接種しており、照射後の正常な取扱による貯蔵でアフラトキシン産生菌が増大するという証拠は何もない」と結論している。




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