食品照射に関する文献検索

Q&A(QUESTION and ANSWER)

食品照射入門(2)Q&Aポイント集


Q&A集タイトル : 食品照射に関するQ&Aポイント集
発行機関名 : 科学技術庁
発行年月日 : 平成元年3月
<答>



<有害説一般−13>鶏肉のサルモネラ菌を殺すために照射すると、抵抗力が強いボツリヌス菌による中毒を起こす恐れがあるのではないか?


<答>

 ○殺菌線量で見ると、サルモネラ菌の5kGyに対し、ボツリヌス菌は30kGy程度と高い。

 ○しかし、ボツリヌス菌の生育温度は30〜40℃であり、PH7、完全な無酸素下でないと生育しにくい。また低温でも増殖可能な乳酸菌などは5kGyでも生残する。

 ○肉類の照射では10℃以下の低温貯蔵との組合せ叉は凍結貯蔵によりボツリヌス菌の増殖は解決できる。




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