食品照射に関する文献検索

Q&A(QUESTION and ANSWER)

食品照射入門(2)Q&Aポイント集


Q&A集タイトル : 食品照射に関するQ&Aポイント集
発行機関名 : 科学技術庁
発行年月日 : 平成元年3月
<答>



<他の研究−3>米国の食品医薬品局(FDA)は1980年の報告書で「100krad以上の線量の照射で比較的多量の放射線分解産物が生じるので毒性学的な評価が必要」と報告しているが?


<答>

 ○この評価が必要とした理由

 (1)1kGy照射した食品中には、放射線分解生成物が約30ppm生ずる。

 (2)このうち、約90%は食品の天然成分であるが、残りの10%に、ユニークな生成物が含まれている可能性がある。

 (3)このため、有毒な生成物の有無、食品の安全性を損なう量か、どうかを確認することが必要とした。(WHO合同委員会の安全宣言の”10kGy以下”に対し、FDAの見解は毒性試験の必要なレベルを1/10に下げている。)




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