これはWHOからの不完全な報告から得られたものであり、照射群のマウスの卵巣重量が非照射群に対し有意に減少し、精巣重量の減少は非照射群に対し有意ではないが若干減少していたというものである。しかし、この場合、組織学的変化ないし繁殖性に対する悪影響は認められておらず、照射による影響とは考えられないとWHOは報告している。わが国でのラットによる長期毒性試験の結果では照射玉ねぎを与えても卵巣や精巣重量は対照群と比べ全く差がみられなかった。