この結果はわが国の原子力特定総合研究で行われたマウスでの慢性毒性試験から得られたデータからの引用と思われる。マウスの体重増は雄雌共に24週までは非照射、20万ラド照射群に差は認められず、72週まで両群が互いに交差している。雌では、この後100週まで体重減は見られるが両群の差は認められない。一方、雄では20万ラド照射群は非照射より体重減が著しい。しかし、統計的に見れば有意差とは認められず、両群の差は非照射群での死亡率が72週以後著しくなったために生じたものと思われる。さらにラットの場合にはこのような差は全く認められていない。
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