FDAは当初食品照射に関する科学文献の中から800篇以上のレポートの要約を検討し、重複するものあるいは入手できないもの、不適当なもの、及び非科学的なものを除外して441篇に絞った。この441篇の毒性研究に関する文献のうち、45篇は亜急性毒性、58篇は亜慢性毒性、126篇は繁殖毒性、14篇は催奇性、110篇は慢性毒性、そして102篇が遺伝毒性に関するものであった。FDAは、この研究の大部分が実験動物の食餌管理等が今日のFDAの基準を満たしておらず妥当なものではないと判断し、結局5篇のみを正確に研究が行われたものとして、今回の規制における参考資料とした。
なお、許可の判断のための資料として採用されなかった文献には、食品照射に肯定的なものと否定的なものの両方が含まれていた。
文 献
1) Federal Register,April 18,1986
2) アメリカAIF:Background INFO,September,1986
|