1.1972年に防腐剤として使用されていたAF2が培養細胞に染色体異常を誘発し、細菌に対し遺伝子突然変異を起こすことが報告されてから、遺伝的安全性試験の重要性が認められるようになった。
(参考)
玉ねぎ以降の6品目の食品照射研究については遺伝的安全性試験を行うこととした。ジャガイモについては1981年に日本アイソトープ協会の研究費を使って、(財)食品薬品安全センター及び国立衛生試験所で細菌による遺伝子突然変異試験、哺乳動物細胞による染色体異常試験、生体内染色体異常試験、優性致死試験が実施され、各検査項目について、照射群と非照射群との間に有意の差は認められないという結果が得られている。
|