食品照射に関する文献検索

Q&A(QUESTION and ANSWER)

食品照射の基礎


Q&A集タイトル : 議会、官庁向けQ&A
発行機関名 : 科学技術庁
<答>



問26.各種放射線(ガンマ線、電子線)の最小滅菌線量、殺菌線量、発芽防止、熟度調整線量如何。


<答>

 1.食品への照射効果は食品の種類、状態や虫、微生物の種類によって異なるが、一般には以下の線量範囲が国際的(FAO、IAEA、WHOなど)に広く用いられている。

  根茎菜類の発芽防止       0.02〜0.15kGy

  害虫、寄生虫の殺虫       0.15〜0.50kGy

  果実の熟度調整         0.5 〜1.0 kGy

  殺菌による貯蔵期間延長     1.0 〜7.0 kGy

  食中毒菌の殺菌         3.0 〜10.0kGy

  香辛料等の衛生化        5.0 〜10.0kGy

  滅菌(完全殺菌)        30  〜50  kGy




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