食品照射シンポジュームがKarlsruheで、1966年6月に開かれてから6年半の間、U.S.Armyは肉、肉製品および家禽肉の照射による完全殺菌技術の発展に大きく貢献してきた。しかし、U.S.FDA(食品衛生局)によって、照射保存食品の消費者に対する安全性(健全性)を証明するうえで必要な厳しい条件項目(確認しなければならない項目)が増えたので、商業ペースでの放射線照射による完全殺菌を確立するペースがおそくなっている。
放射線照射による完全殺菌に関する1970年からのU.S.Armyの主要な研究努力は、照射食品の健全性を証明することである。これに伴ってArmy Medical Departmentは一連の分野の実験を行なった。これらの研究の詳細はBrynjolfssonによって、およびRaiceおよびBakerによってこのシンポジュームの他の部門で報告されている。
放射線照射による完全殺菌は食品、特に動物蛋白の有効な貯蔵法を一つ増やした。何故なら、すぐに腐敗しやすいこれらの食品を、もとの状態で長期間衛生的な状態に病原体から隔離する方法は、現在のところ凍結以外にないからである。
U.A.Army Natick Laboratoriesは、放射線照射完全殺菌による食品の保存で、食肉、家禽肉および魚貝類の完全殺菌方法を開発するのに努力しており、9品目について行なった照射中の食品の温度範囲と最少必要照射殺菌線量を第1表に示している。 放射線照射による完全殺菌の利点は、照射中、食品の温度上昇がわずかしかないということで、このため照射殺菌食品は新鮮食品とほとんど差がなく、凍結しなくても数年間、新鮮な状態を保つことである。放射線照射による完全殺菌のもう1つの利点は、その適用性が広いことである。すなわち、この方法は、大きなロースト、家禽肉、およびハムから、スライス肉、魚およびチキンのサンドウィッチまで、あらゆる大きさおよび形の品物の保存に適用できることである。それゆえ、いろいろな種類および大きさの製品が放射線照射完全殺菌によって保存できるということは、現在および近い将来の食品産業の加工法に大へんよく適合している。
Food |
Irradiation Temperature (℃) |
b ESD (Mrad) |
MRD (Mrad) a |
|
Schmidt−Nank |
||||
Range |
Mean |
|||
Bacon Beef Beef Chicken Codfish Cake Corned Beef Ham Ham Pork Pork Pork Sausage Shrimp |
5 to 25 −30±10 −80±10 −30±10 −30±10 −30±10 5 to 25 −30±10 5 to 25 −30±10 −30±10 −30±10 |
1.5−2.0 3.5−4.0 4.0−4.5 3.0−3.5 2.5−3.0 2.0−2.5 3.0−3.5 3.0−3.5 3.5−4.0 3.5−4.0 1.5−2.0 3.5−4.0 |
1.94−2.65 4.44−4.99 5.20−6.13 4.34−4.62 3.14−3.19 2.36−2.57 1.79−3.20 2.87−4.37 4.19−4.99 4.57−5.68 2.40 1.99−5.12 |
2.30 4.66 5.70 4.48 3.17 2.47 2.90 3.66 4.56 5.09 2.40 3.72 |
a Minimum Radiation Dose in Megarads,DX12 b Experimental Sterilizing Dose,Range in Megarads c Mrad D=───────────── logM − logS |
放射線照射による完全殺菌は悪化および腐敗した食品を元の状態にもどすことができないので、衛生的に良好な状態で処理された品質の良い食品について行なうことが、重要である。放射線照射による完全殺菌は、照射後の貯蔵中での再汚染、酸化による好ましくない変化およびガスや蒸気の拡散による水分含量の変化から、食品を守る不透過性の包装材であらかじめ包装したものについて、行なわねばならない。
食肉への放射線照射による完全殺菌過程は、まず、骨抜きし、軟骨および過剰の脂肪をできるだけ除去して、食用に適さない部分を取り除くことである。つぎに、食肉中の蛋白分解酵素を不活性化するため、内部温度が65〜75℃になるまで、加熱する。そして冷めないうちに真空包装し、金属製の缶または可塑性の包装材にシールし、これを空冷または液体窒素で−40℃に急速凍結し、−30℃±10℃で、Cobalt−60またはCesium−137のγ線ないしはelectron linear acceleratorのα線または電子線を照射する。この場合、凍結状態で照射するのは、製品の品質(食味、色、におい、テクスチャーおよびビタミン類)におよぼす、不利益な化学的物理的影響を小さくするためである。
この照射方法による主な欠点は、消費者に幾分乾燥したような感じを与えることである。しかし、この感じは、牛肉、鶏肉および豚肉について、未処理の生の状態に0.4%のトリポリ燐酸および0.75%の食塩を加えることによって、大部分除去できる。これを添加する場合の加工法は、次のとおりである。
トリポリ燐酸および食塩を約250〜750gの重さの肉塊に加える。その際、それらの添加物を溶けやすくするため5%のかき氷を加え、10〜15分間均等になるように、混ぜ合わせる。そしてこれを適当な直径のケーシングに充填し、1〜4℃に2時間放置後、ケーシング中の肉の蛋白分解酵素を不活性化するため、クックハウスに入れる。最初の3時間、クックハウスの温度を50〜60℃に保存し、その後ミートロールの内部温度が68〜74℃になるまで、90℃にゆっくり上げる。この過程で添加物は肉の中に分散し、肉の保水力および肉汁含量が増加する。クックハウスでの所要時間は、約12時間である。酵素が完全に不活性になってからケーシングを除去し、ケーシングと同じ直径の円筒状の金属製の缶に肉を詰め、照射する。
この最新の技術で、照射した製品の官能的な評価データは、第2表に要約されている。評価は、peryam and pilgrinの9点評価法で行なった。
Product |
Code |
Mrad at −30±10℃ |
No. of Raters |
Average Accept. Rating |
Codfish Cakes 1) Chicken Breast 1) Chicken Roll 1) Turkey Slices 3) Lamb Roll 4) Corned Beef 3) Beef Roll 4) Beef Steak 2) Shrimp 3) Pork Roll 4) Ham 3) Pork Sausage 5) |
71/80 71/132 71/122 70/102 71/112 71/113 71/88 71/121 71/124 71/107 71/123 70/41 |
3.2−3.6 4.5−5.0 4.5−6.0 4.5−5.3 4.7−5.3 4.7−7.1 4.7−6.1 4.7−6.1 3.8−4.2 5.1−5.7 3.7−4.2 2.4−2.8 |
17 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 15 17 17 32 32 |
7.43 6.83 7.00 7.33 6.58 7.08 6.33 6.08 6.91 6.58 7.41 6.86 6.67 8.06 6.85 6.28 |
1)Breaded and deep−fat fried 2)Reheated by frying in oil 3)Served cold 4)Reheated 1/4 inch slices 5)Pan fried |
合衆国では、照射中、食品と接触する包装材はFDAの認可を必要としている。これは、照射中、包装材から毒性の分子成分が形成され、食品中へ移行するという可能性にもとづいている。それゆえ、FDAの認可を得るために、これらの生成分子成分を調べる必要がある。しかし、生成量は微量であるので、食品のような複雑な媒体中では、測定が容易でない。そこで、食品中の脂肪、酸、水分のシュミレーション物質として、heptane,酢酸(3%)、蒸留水を使って実験する。すなわち、この溶媒を満した袋を照射し、その中に含まれている分子成分を蒸散によって濃縮し、抽出した物質を固定し、同時に相対濃度を測定して、それらに毒性があるかどうかを調べる。包装材について、Natick Laboratoriesでの過去10年間の詳細な研究は、Killoranによって報告されている。照射に対してFDAが認可した全食品包装材のリストは、第3表に示すとおりである。このほか、6Mradのγ線照射に対して、FDAが認可した包装材が5つある。
APPROVALS BY THE U.S.FOOD & DRUG ADMINISTRATION FOR RADIATION PRESERVATION OF FOOD PACKAGING MATERIALS * July 1971 Packaging Materials |
PACKAGING MATERIAL |
PETITIONER |
SOURCE |
DOSE |
FOOD ADDITIVE PETITION No. |
FILING |
REGULATION |
||||
DATE |
VOL. |
PAGE |
DATE |
PED REG |
||||||
VOL. |
PAGE |
|||||||||
Nitrocellulose Coated Cellophane Classine Paper Wax Coated Psperboard Polypropylene Film with or without Adjuvant Ethylene−Alkene−1 co− polymer Polyethylene Film Polystyrene Film with or without Adjuvant Substances Rubber Hydrochloride with or without Adjuvant Substances Vinylidene Chloride− Vinyl−Chloride Copolymer Film(Saran Wrap) Polyolefin Film with or without Adjuvant Subetances or Vinylidene Chloride coatings(Saran) Polyethylene Terephthalate with or without Adjuvant Substances or Vinylidene Chloride coatings(Saran)or Polyethylene coatings Nylon 11 Vinylidene Chloride Copolymer(Saran) Coated Cellophane Vegetable Parchment Polyethylene Film with or without Adjuvants Polyethylene Terephtha− late with or without Adjuvants Nylon 6 Films with or without Adjuvants Vinyl Chloride− vinyl Acetate Copolymer Film with or without Adjuvant Kraft Paper |
AEC AEC AEC AEC AEC AEC AEC AEC AEC AEC AEC AEC AEC US Army US Army US Army US Army US Army US Army |
gamma gamma gamma gamma gamma gamma gamma gamma gamma gamma gamma gamma gamma gamma gamma gamma gamma gamma gamma |
1 megarad 1 megarad 1 megarad 1 megarad 1 megarad 1 megarad 1 megarad 1 megarad 1 megarad 1 megarad 1 megarad 1 megarad 1 megarad 6 megarad 6 megarad 6 megarad 6 megarad 6 megarad 50000rads |
1297 1297 1297 1297 1297 1297 1297 1297 1297 5M1674 5M1674 6M1820 5B1670 5M1622 5M1645 5M1645 5M1645 5M1645 7M2172 |
2−8−64 2−8−64 2−8−64 2−8−64 2−8−64 2−8−64 2−8−64 2−8−64 2−8−64 7−30−65 7−30−65 9−8−65 2−18−65 1−15−65 7−21−65 7−21−65 7−21−65 7−21−65 5−23−67 |
29 29 29 29 29 29 29 29 29 30 30 30 30 30 30 30 30 30 32 |
2318 2318 2318 2318 2318 2318 2318 2318 2318 9551 9551 11400 9116 547 9116 9116 9116 9116 7877 |
8−14−64 8−14−64 8−14−64 8−14−64 8−14−64 8−14−64 8−14−64 8−14−64 8−14−64 3−19−68 3−19−68 3−19−68 6−11−65 3−12−65 6−10−67 6−10−67 6−10−67 6−10−67 7−19−67 |
29 29 29 29 29 29 29 29 29 33 33 33 30 30 32 32 32 32 32 |
11651 11651 11651 11651 11651 11651 11651 11651 11651 4659 4659 4659 7599 3354 8360 8360 8360 8360 10567 |
* Compiled by Mr. Frank Leone,U.S.Atomic Energy Commission. |
照射線量測定計は簡単で線量範囲が適切であり、照射中の温度範囲および照射線量率を含めて、照射条件に適合していなければならない。温度上昇が吸収線量と直線的に比例しているので、本来的には熱量測定を行なえばよいが、この方法は面倒であるので、硫酸第1鉄を用いるFricke線量計が一般に用いられている。この場合、硫酸第1鉄溶液の色の変化が、F++をF+++へ変換する照射線量の函数として測定される。食品保存に効果的な線量範囲で用いられる線量計は、第4表に示すとおりである。放射線照射による完全殺菌のために用いられる線量計は、1×10・E(6)radsの低線量から1×10・E(7)radsの高線量の線量範囲で効果的でなければならない。
DOSIMETER: |
EFFECTIVE RANGE(RADS): |
Ferrous Sulfate(Fricke Dosimeter) Super Fricke(Oxygen−saturated) Benzene−Water Radiochromic Dyes Photographic Films Thermoluminescence Dosimetry a. Calcium Fluoride b. Lithium Fluoride Glass Dosimetry a. Cobalt Glass b. Silver Activated Glass Ferrous−Cupric High Dose Ferrous−Cupric(6 times normal concentrations) Ceric Sulfate Oxalic Acid Polymethylmethacrylate a. Perspex HX b. Red Perspex Polyvinylchloride Cinemoid Films Cellophane(Blue) |
3×10・E(3) −4×10・E(4) 3×10・E(3) −2×10・E(5) 5×10・E(3) −7×10・E(4) 1×10・E(2) −1×10・E(7) 2×10・E(−2)−1×10・E(7) 2×10・E(−2)−1×10・E(5) 1×10・E(4) −5×10・E(6) 6×10・E(4) −8×10・E(5) 8×10・E(5) −8×10・E(6) 1×10・E(4) −2×10・E(7) 7×10・E(5) −5×10・E(7) 1×10・E(5) −1×10・E(7) 1×10・E(5) −5×10・E(6) 5×10・E(5) −7×10・E(6) 5×10・E(5) −5×10・E(7) 5×10・E(5) −1×10・E(7) |
食肉食品への放射線処理の主な目的は、食品腐敗微生物の減少または、完全な殺菌によって保存期間を延長すること、および食品から病原菌を除去することである。この目的を達成するための最少照射殺菌線量(MRD)は、現在、照射抵抗性の最も大きいC.botulinum Sporesの殺滅に効果的であると算定される線量で示される。
各標準食品のMRDを算定する特定の微生物学的データを得るため、予備実験を行なった。すなわち、まずC.botulinumの10株から、照射抵抗性の最も大きい一株を選抜するためにスクリーニングをし、その照射抵抗性の最も大きい株を用いて、MRD算定用データを出すための実験を行なった。さらに、C.botulinumの各10株の10・E(6)の胞子を各缶に接種し、2〜5.5Mradまで0.5Mradきざみの線量を照射し、これらの缶を30℃で6カ月間貯蔵した。最初の1カ月は1週間隔でその後は1月間隔で缶の膨張を検査し、6カ月後には腐敗により毒性検査を行ない、異常が認められないものについては、別の新しい培養基で培養して、C.botulinumの生残胞子を検査した。
食品に放射線照射を適用する前に、照射食品が消費者に安全であることを証明する研究が、なされていなければならない。健全性を評価するための研究は、4つの分野に分割できる。それは、放射能が含まれていないこと、微生物学的に安全なこと、栄養的に損失のないこと、照射によって発癌物質、その他の毒物が形成されないことを証明することである。
FDAは食品および食品と接触する包装材が、元来持っている放射能より以上の放射能を含んではいけないと、現行法規を解釈している。しかし、Cobalt−60およびCesium137からのγ線の最大エネルギーは、食品中の成分を活性化し始める量以下であるので、これらの線源で処理した食品は、最も高い線量で照射(1×10・E(7)rads)しても、放射能が生じないと考えられる。電子線の場合、1964年4月イタリアのローマでのFAD/IAEA/WHO主催の専門家会議は、照射殺菌食品に放射能が測定されない最大エネルギー量を、10Mevと確定した。
照射殺菌食品の微生物学的な安全性は、前節で述べている。1×10・E(12)のファクター(12−D)を持つ照射抵抗性の最も大きいC.botulinumのいくつかの胞子を、殺滅するのに必要な線量を最少照射殺菌線量として用いているので、安全性について大きな余裕がある。
照射食品の栄養的な損失は、畜肉、家禽肉、魚貝類に限定した場合、ほとんどない。すなわち最大照射殺菌線量でも蛋白質の栄養的な有効性および消化性の損失は、ほとんどないが、豚肉に比較的多いB群ビタミンを少しばかり失活させる。ポークロインおよびポークハム中の4種類のB群ビタミンの失活の程度を、未処理区、照射区、加熱処理区に分けて比較すれば、第5表、第6表のとおりである。これらの結果は、−80℃±5℃での照射処理が通常の加熱処理よりB群ビタミンを失活させないことを示しており、U.S.Armyで開発した照射殺菌過程では、食品の栄養的に有意な損失がないことを示している。
照射によって、発癌物質およびその他の毒物が形成されないことを証明するため、U.S.Army Medical Departmentは、γ線および電子線によって完全殺菌した牛肉の動物飼養実験を続行しており、また消費者の安全性を確保するために放射線照射により完全殺菌したハム、鶏肉、豚肉、フランクフルトおよびランチョンミートの動物飼養実験を、続行するように計画している。さらに奇形発生因子および変異誘発因子を排除するための研究も行なっている。
食肉食品に形成される揮発性の照射性産物は、我々が日常食べている非照射食品に存在するものと同一のものであることを、Merrittは1971年4月、ロスアンジェルスで開かれた”Recent Advances in the Chemistry of Food Radiation”の題目のシンポジュームで報告している。このシンポジュームで、すべての照射性産物は、日常消費されている広範囲の食品に自然に含まれているものと同一のものであり、有毒であると考えられる量、または濃度が照射性産物に見られないことが報告されている。
− EFFECT OF PROCESSING ON THE VITAMIN CONTENT OF SHELF − STABLE CANNED HAM |
Vitamin |
Treatment |
mg/100g a |
% retention |
Thiamine Riboflavin Niacin Pyridoxine |
Control 4.5Mrad at−80°±5℃ Thermally processed Control 4.5Mrad at−80°±5℃ Thermally processed Control 4.5Mrad at−80°±5℃ Thermally processed Control 4.5Mrad at−80°±5℃ Thermally processed |
3.82±0.38 b 3.25±0.79 1.27±0.36 1.01±0.18 b 1.25±0.09 1.10±0.24 31.5±0.81b 23.8±2.92 14.6±4.49 1.11±0.15 b 1.02±0.12 0.64±0.03 |
── 85 32 ── 123 109 ── 76 16 ── 92 57 |
a Moisture,fat,salt−free basis. b Average ± S.D.Three samples per treatment. |
− EFFECT OF PROCESSING ON THE VITAMIN CONTENT OF SHELF − STABLE CANNED PORK LOIN |
Vitamin |
Treatment |
mg/100g a |
% retention |
Thiamine Riboflavin Niacin Pyridoxine |
Control 4.5Mrad at−80°±5℃ Thermally processed Control 4.5Mrad at−80°±5℃ Thermally processed Control 4.5Mrad at−80°±5℃ Thermally processed Control 4.5Mrad at−80°±5℃ Thermally processed |
3.69±0.22 b 3.14±0.25 0.76±0.08 1.02±0.28 b 0.79±0.06 0.82±0.02 20.3±5.1 b 15.9±2.6 13.2±1.8 0.76±0.05 b 0.75±0.07 0.63±0.07 |
── 85 20 ── 78 81 ── 78 65 ── 98 84 |
a Moisture,fat,salt−free basis. b Average ± S.D.Three samples per treatment. |
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